県政報告

予算総括協議会

2017年02月16日

2月7日、県議会予算総括協議会が開かれ、来年度予算案について知事より編成概要が説明され、各会派より質疑が行われました。
予算案については、岡山県ホームページより確認ください。

私は、自民党農林水産部会長として農林水産部関係予算について、以下の点について質問しました。
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1)農業の担い手の確保・育成について
要旨「担い手の育成は早急に取り組むべき課題であり、しかるべき予算を計上するべき。また、担い手育成関連施設を有効活用した実務研修の実施や、早期経営確立のための支援が必要である。どう取り組むのか。」

2)ブドウの供給力強化について
要旨「本県のブドウは、首都圏や海外での需要が高まっているが、生産者の高齢化や担い手不足により、長期安定出荷を求める市場ニーズにこたえきれていない。産地育成による供給力強化や、冬でも安定出荷できる技術を開発するべきである。」

3)農業・水産業施設等の老朽化対策について
要旨「用水路や排水機などの農業用施設、防波堤や樋門などの漁港・漁場の施設は、今後、老朽化し整備が必要となるものが大幅に増加することが見込まれる。農業や漁業の生産活動に支障をきたす恐れがあり、早急な老朽化対策が必要である。」
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これら3点の質問に対しての答弁及び協議会以降の予算編成については、下記の通りとなっています。(2/16現在)
1)農業の担い手の確保・育成について
・担い手育成プログラムの構築に係る予算については、今年度(平成28年度)の国の補正予算による交付金を活用することとし、2月補正予算に計上することとする。
・青少年農林文化センター三徳園を担い手の育成拠点として再整備し、就農希望者や経営力向上を目指す農業者等を対象に実践的な研修を行いたい。

2)ブドウの供給力強化について
・ハイブリッドメガ生産団地の整備に加え、消費者ニーズに合った品種への新改植や、施設整備による産地拡大等を支援し供給力強化を進める。
・シャインマスカットや紫苑を本県独自の技術開発を進め、出荷機関の長期化を図る。
・知事査定により当初予算要求額43,409千円から62,335千円と18,926千円増額となった。

3)農業・水産業施設等の老朽化対策について
・現在策定中の岡山県公共施設マネジメント方針(仮称)の考え方に沿って、年度ごとの費用を平準化し、重要度や緊急度に応じて計画的に対策を進めていく。
・国に地域の実情を十分伝え、国庫補助事業の確保に最大限努力しながら着実に老朽化対策を進めていきたい。

※予算総括協議会の他の質疑要旨については岡山県議会ホームページを参照ください。

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