県政報告

2月岡山県議会定例会が開会しました

2016年02月23日

本日(23日)、2月定例岡山県議会が開会しました。
7190億9500万円の2016年度一般会計当初予算案など49議案が一括上程され、伊原木知事より提案理由が説明されました。
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知事の提案説明では・・
「教育の再生」については、全国学力学習状況調査における平均正答率が小中学校ともに全国平均との差が縮小するとともに、不登校の出現率や暴力行為の発生割合についても改善傾向にあること。
「産業振興」については、1100億円を超える投資や約2000人の雇用が生み出されたことや、凍結していた県営産業団地の開発にも着手したこと。
などの実績をあげ、来年度には「県民の皆様に目に見える成果を示してまいりたい」との意気込みが示されました。

本日の提案説明された来年度予算で、私が個人的に特に注目した内容では・・
*企業の本社機能の移転を加速させるための支援メニューの拡充
*立地企業の初期投資の負担を軽くするために補助制度に一括交付を導入
*既存立地企業に対して、雇用の維持・創出につながる設備投資をサポートする制度を創設
*産業用地について、空港南産業団地について岡山市と連携して開発を進めるほか、市町村が行う団地開発に関連した公共施設の整備に対する支援を拡充
*玉島ハーバーアイランドで工業用水の利用が可能となるよう、来年度中の給水開始を目指して整備を進める
*岡山県のブランド農産物である白桃やブドウの生産振興と新たな担い手確保を目指すハイブリッドメガ生産団地の整備促進と、白桃の既存産地の面積拡大を支援
*第7次岡山県保健医療計画をもとに医療機能の分化と連携を進める
*第3期岡山県障害者計画に基づき、障害者差別解消法の趣旨を踏まえながら、障害のある人の就労支援など社会参加を促進する
・・ことなどがあります。
「目に見える成果」として知事就任1期目の最終年の予算執行に期待したいところです。

H27年度2月補正予算・H28年度当初予算

2016年02月15日

23日から岡山県議会2月定例会が開会するのを間近に控え、委員会へ平成28年度当初予算案や平成27年度補正予算協議額があがってきています。
補正予算協議では、国の地方創生加速化交付金などを活用した緊急対策分96億7200万円があげられました。http://www.pref.okayama.jp/somu/zaisei/yosan/hosei27-0215-1.pdf
その中には、介護福祉士を目指す学生等に対する修学資金等の貸付に要する経費(5億5668万9千円)、国の交付金等を地域医療介護総合確保基金に積み増すための経費(24億4800万円)、潜在保育士に対する就職準備資金の貸付に要する経費(4710万円)、資格取得による自立促進を目的としたひとり親家庭の親に対する入学・就職準備金の貸付や子供の貧困対策を推進する市町村を支援するための経費(8490万5千円)などがあります。
アベノミクス新三本の矢の中に「夢を紡ぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」がありますから、そのことに少しでも早く対応していこうという姿勢が見られます。とはいえ運用は地方自治体がしていくわけですから、できるだけ効率よく結果の出るよう努めていかなければなりません。

平成28年度当初予算案の詳細については、昨年末より予算編成方針、要求額など各常任委員会や予算総括協議会で説明を受け、協議を進めてきており、本日(2/15)には知事査定などを含めた当初予算のあらましが公表されました。
一般会計:7190億9500万円+特別会計:2539億7200万円+企業会計:129億9600万円=合計:9860億6300万円 対前年比99.7%(※一般会計については、社会保障関係費や地方消費税清算金・市町村交付金などが増えたことなどにより1.9%の増)となっています。
詳細は、以下をご覧いただければと思います。
http://www.pref.okayama.jp/somu/zaisei/yosan/tousyo28-0215-aramashi.pdf

ちなみに・・子育て支援や医療介護の充実に関連するところでは、安心こども基金が延長となり6億9100万円が追加されるなど、認定こども園の普及拡大や私立保育所・認定こども園の職員給与改善、地域子育て支援拠点の整備を推進するなど図られる。
また、地域包括ケアの推進、医療従事者や介護従事者の確保策、介護提供体制整備などがあげられており、社会保障施策の充実等により前年度比115.4%(約18億円)の増となっている。

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